株式会社アルカン(代表取締役社長:檜垣周作/本社:東京都中央区)は、2018年2月にフランス・パリ郊外で開催される国際製菓コンクール「ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレ2018」に出場する日本チームをサポートします。日本チームは第1回大会より5大会連続で入賞しており、今回も大変期待されています。
ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレとは
本コンクールは、パリ国際製パン・菓子見本市「ユーロパン」とフランスの製菓材専門メーカー「DGF」の共同開催による国別対抗の国際製菓コンクールで、16カ国から選出されたトップクラスのパティシエが腕を競います。2年ごとに開催され、第6回の今回は、2008年に創設され10周年の節目を迎える大会となります。
また、本コンクールはパティシエール(女性パティシエ)に対する評価を高めることを目的のひとつとしており、男女混合チームでの参加が義務付けられています。製菓コンクールの参加条件としては稀有なものです。
各国から集まるパティシエたちによる審査
審査員は出場する16カ国から各2名ずつ選出されます。 日本からは、国際大会の経験を豊富に持つ「アステリスク」和泉光一氏、「パティスリー エチエンヌ」藤本智美氏の2名が務められます。
審査委員長はピエール・エルメ氏が務め、コンクールの10周年を 記念する大会になります。
「内海杯」優勝の日本チーム
日本チームは、菓子職人の育成および技術向上を目的とする団体「内海会」が主催する洋菓子コンクール「第24回 内海杯技術コンクール」にて選出されました。男性は数々の国内製菓コンクールで受賞歴を持つ「品川プリンスホテル」斉藤慶さん、女性は「ザ・プリンスパークタワー東京」細川真理子さんです。
■斉藤 慶(さいとう けい) 1982年生まれ(35歳)
調理師学校を卒業後、「品川プリンスホテル」「ベストプランニング伊勢山ヒルズ」を経て現在は「品川プリンスホテル」のレストラン担当として勤務。
【主な受賞歴】
2005年 | 内海会ジュニアコンクール 銅賞 |
2006年 | 内海会ジュニアコンクール 銀賞 |
2006年 | ジャパンケーキショー東京 大型工芸部門 銅賞 |
2015年 | ジャパンケーキショー東京 ピエスアーティスティック部門 優勝 |
2015年 | ジャパンケーキショー東京 準グランプリ |
2016年 | 第24回内海杯技術コンクール 優勝 |
■細川 真理子(ほそかわ まりこ) 1986年生まれ(31歳)
製菓学校を卒業後、「JALロイヤルケータリング」「グランドプリンスホテル」「ラデュレ ジャパン」「アディクト オ シュクル」を経て現在は「ザ・プリンスパークタワー東京」にて勤務。
【主な受賞歴】
2016年 | 第24回内海杯技術コンクール優勝 |
【コンクール概要】
コンクール名 | ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレ Le Mondial des Arts Sucrés 2018 |
開催回数 | 第6回 |
開催日程 | 2018年2月3日(土)~6日(火) |
会場 | パリ郊外ヴィルパント・エクスポ会場 ※「ユーロパン2018」開催会場 (Parc des Expositions de Paris-Nord Villepinte |
主催 | モンディアル・デ・ザール・シュクレ協会(Association du Mondial Des Arts Sucrés) DGF(Distribution Gastronomie Formation)、ユーロパン(EUROPAIN) |
参加国数 | 16カ国 (ブラジル、カナダ、コロンビア、エクアドル、アメリカ合衆国、フランス、ジョージア、日本、マレーシア、モロッコ、メキシコ、ロシア、シンガポール、台湾、ウクライナ、ベネズエラ) |
本選の内容 | 19時間内での実技審査、テーマ「フランス風のラグジュアリーを支える職人仕事」 <競技で製作する作品> ① アメ細工 1点 ② チョコレート細工 1点 ③ アメ細工とチョコレート細工でできたコンフィズリーの台 1点 ④ コンフィズリー 2種 ⑤ アシェット・デ・セール 1種 ⑥ 氷菓のプチガトー 1種 ⑦ アントルメ 4種 |
賞品 | 上位3チームが入賞 (賞金ならびにメダルを授与。優勝チームにはトロフィーを授与) この他、DGF賞、ユーロパン賞、プレス賞の特別賞が与えられる。 |
【これまでの日本チームの実績】 ※在籍は大会当時の情報です。
◆2008年 第1回大会 <第2位>
保坂 茂さん「パーク ハイアット東京」、藤本 美弥さん「グランド ハイアット東京」
◆2010年 第2回大会 <第1位>
勝間 建次さん「オクシタニアル」、谷道 理絵さん「オクシタニアル」
◆2012年 第3回大会 <第1位>
岡崎 正輝さん「グランド ハイアット東京」、芋生 玲子さん「パティスリー アテスウェイ」
◆2014年 第4回大会 <第2位>
山下 貴弘さん「浦和ロイヤルパインズホテル」、佐藤 裕子さん「東京製菓学校」
◆2016年 第5回大会 <第3位>
藤井 幸治さん「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」、横田 康子さん「スーパースイーツスクール自由が丘校」
日本チームをサポート
株式会社アルカンは、本コンクールの主催者であるフランスDGF社の商品の輸入・販売元であると共に、本コンクールを創設時より日本チームの後援を行っています。若手パティシエの育成の意味をこめて、今回も日本チームをサポートし、上位入賞を目指します。
ユーロパン(EUROPAIN)について
「ユーロパン」は、フランスで2年に1度開催される世界最大の製パン・製菓の見本市です。世界各国の製パン・製菓関連企業(約800社)が出店し、期間中約9万2千人の入場者数を誇ります。(ユーロパン2012実績)
DGF(Distribution Gastronomie Formation)について
DGFはフランスにおける製菓材料開発の第一人者ジャッキー・ジレが1986年に創立した製菓材料メーカーです。MOF(フランスの国家最優秀職人賞)有資格者が技術指導・品質管理・開発を担当、品質を第一に、プロの視点から作業性を追及した製品開発を行っています。また、同社は製菓において必要とされる全ての商品を備えていることでも知られています。
DGF製品のディストリビューターは、フランス国内に40社以上、また日本を含め海外にも20社以上あり、世界中に商品を展開しています。パリ西部のシャントルーにある本社にはプロフェッショナルのための学校としてインターナショナル・キュリナリー・スクールを併設し、製菓の次世代を担う人材の育成も行っています。
内海会について
「内海会」(会長:横田秀夫)は現代ホテルベーカリーの創始者として、日本の洋菓子界に多大な功績を残した故・内海安雄(うつみ・やすお)の思想を継承することを目的に、氏の門下生が集まり発足しました。氏の生前から、新しい洋菓子技術・技能の研鑚と、それを担う若い菓子職人の育成および業界全体の技術向上を目指して活動しています。
現在洋菓子店のオーナーシェフ、ホテルのベーカリーシェフ、さらに関連企業を含めて約350名の会員で構成されています。
≪本件に関するお問い合わせ先≫
株式会社アルカン マーケティング部
Tel 03-6861-6106 Fax 03-3664-6556